障害者スポーツとは、障害があってもスポーツ活動ができるよう、障害に応じて競技規則 や実施方法を変更したり、用具等を用いて障害を補ったりする工夫・ 適合・開発がされたスポーツのことを指します。
障害のあるなしに関わらず、広く人々がスポーツに参画できる環境を整備するとともに、障害者スポーツの関心を高め、障害者スポーツの裾野を広げていくための取組を行っています。
障害者がスポーツを行う際には、障害の特性に応じた配慮や工夫が必要なため、競技や大会によっては、障害の種類や程度に応じ、クラス分けやルール・用具などを変更して行われます。
オリンピック終了後に行われるパラリンピックの他にも、聴覚障害者を対象としたデフリンピックや、知的障害者を対象としたスペシャルオリンピックスなど、様々な大会があります。(スポーツ庁)
デフリンピックとは、デフ+オリンピックのこと。
デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味です。
デフリンピックは国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」なのです。
国際ろう者スポーツ委員会(ICSD)が主催し、4年毎に開催されるデフアスリートを対象とした国際スポーツ大会です。
第1回は、1924年にフランスのパリで開催されました。
東京2025デフリンピックは、100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催になります。
国際手話のほか、スタートランプや旗などを使った視覚による情報保障が特徴です。
デフリンピックには、①「ほちょう器」などを外した状態で、きこえる一番小さな音が55dB(デシベル)※を超えており、②各国の「ろう者スポーツ協会」に登録されている選手で、記録・出場条件を満たしている人が参加できます。
dBは音の大きさを表し、数字が大きいほど音が大きい
55dBはふつうの声での会話がきこえない程度
島根県において、第84回(2030年)国民スポーツ大会及び第29回全国障害者スポーツ大会(愛称「島根かみあり国スポ・全スポ」)が開催されます。
※「全国障害者スポーツ大会」は令和11年(2029年)の第28回群馬県大会から、略称が「全スポ」に統一されます。
スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)とは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。
スペシャルオリンピックスは非営利活動で、運営は「ボランティアと善意の寄付」によっておこなわれています。スペシャルオリンピックスは、知的障害のある人たちの成長にスポーツが大きなプラスになり、またスポーツを通じて知的障害のある人たちと共に活動することは地域社会にとっても大きなプラスになると考えています。
スペシャルオリンピックスは性別、年齢、スポーツのレベルを問わず、共に成長し、共に楽しむ、そしてその経験を分かち合うことが重要と考え活動しています。
スペシャルオリンピックス日本では、各都道府県の地区選手団が参加する夏季、冬季のナショナルゲーム(全国大会)を4年に1度、開催しています。